日常
自分の世界が狭くて窮屈だなと思った時、頭の中にそれを諭すようなシーンがCMみたいに流れてくる。
今、
アルプスで少年の羊飼いが羊を追いかけている、
ベトナムの水田で笑顔で働く親子がいる。etc。
ここでは無い遠いどこかで、存在していそうな人々の生活のワンシーン。
どれもこれも映画やテレビで目にしたベタな映像のパッチワーク。
でも
彼らにとっても(実在していないかもしれないけど)
多分わたしの生活のワンシーンはここでは無い遠いどこかにある世界。
世界をガラリと変えて今と全く違う生活をしてみたいけど、
でもいつかそれもわたしの日常になる。
自分の手で触れることのできる範囲の世界に不平不満を吐かず、
淡々と大切に生きているだろうと思う地球上のたくさんの人。
どっちの水が美味しいか、未だ右往左往しているわたし。
どっちの水を選んでも、
その時自分の手で触れることのできる世界を大切にしたい。